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manページ  — OD

名称

od – 8進, 10進, 16進, ASCIIでのダンプ

内容

書式


od [-aBbcDdeFfHhIiLlOosvXx] [-A base] [-j skip] [-N length] [-t type] [[amp;+]offset[amp;.][Bb]][file ...]

解説

od ユーティリティは、ファイルが指定されていればそのファイル、 指定されていなければ標準入力を読み込み、ユーザの指定した フォーマットに従って表示するフィルタです。

オプションは次の通りです:
-A base
  入力アドレスの基数を指定します。 base d, o, x, n のいずれかであり、それぞれ 10 進数、8 進数、16 進数、アドレス無しを 意味します。
-a
  文字名を出力します。 -t a と同じです。
-B -, -o
  8 進数の short を出力します。 -t o2 と同じです。
-b
  8 進数の byte を出力します。 -t o1 と同じです。
-c
  C スタイルのエスケープ文字を出力します。 -t c と同じです。
-D
  符号無し 10 進数 int を出力します。 -t u4 と同じです。
-e -, -F
  倍精度浮動小数点数を出力します。 -t fD と同じです。
-f
  単精度浮動小数点数を出力します。 -t fF と同じです。
-H -, -X
  16 進数 int を出力します。 -t x4 と同じです。
-h -, -x
  16 進数 short を出力します。 -t x2 と同じです。
-I -, -L -, -l
  符号付き 10 進数 long を出力します。 -t dL と同じです。
-i
  符号付き 10 進数 int を出力します。 -t dI と同じです。
-j skip
  結合された入力の skip バイトをスキップしてから、ダンプを開始します。 数値の後には b, k, m のいずれかを付けることもでき、 数値の単位をブロック数 (512 バイト)、キロバイト、メガバイトで指定します。
-N length
  最大でも入力の length バイトだけダンプします。
-O
  8 進数 int を出力します。 -t o4 と同じです。
-s
  符号付き 10 進数 short を出力します。 -t d2 と同じです。
-t type
  出力書式を指定します。 type は、次の型指定子を 1 個以上含む文字列です:
a 文字名 ( ASCII) 。 制御文字は次の名前で表示されます:

000 NUL Ta 001 SOH Ta 002 STX Ta 003 ETX Ta 004 EOT
005 ENQ

006 ACK Ta 007 BEL Ta 008 BS Ta 009 HT Ta 00a NL
00b VT

00c FF Ta 00d CR Ta 00e SO Ta 00f SI Ta 010 DLE
011 DC1

012 DC2 Ta 013 DC3 Ta 014 DC4 Ta 015 NAK Ta 016 SYN
017 ETB

018 CAN Ta 019 EM Ta 01a SUB Ta 01b ESC Ta 01c FS
01d GS

01e RS Ta 01f US Ta 020 SP
0ff DEL
c デフォルトの文字集合での文字。 表示できない文字は 3 桁の 8 進数文字コードで表現されます。 ただし、次の文字は C エスケープで表現されます:

NUL \0
警告 \a
バックスペース \b
改行 \n
復改 \r
タブ \t
垂直タブ \v

マルチバイト文字は、文字の最初のバイトに対応する領域に表示されます。 残りのバイトは ‘**’ と表示されます。
[d|o|u|x][C|S|I|L| n]符号付き 10 進数 ( d) 、8 進数 ( o) 、符号無し 10 進数 ( u) 、16 進数 ( x) 。 次のいずれかのオプションのサイズ指定子を後に付けることができます: C (char), S (short), I (int), L (long), または 10 進数整数でのバイト数。
f[F|D|L| n]浮動小数点数。 次のいずれかのオプションのサイズ指定子を後に付けることができます: F (float), D (double), L (long double) 。
-v 重複する行を単一の ‘*’ で置き換えるかわりにすべての入力を書き出します。

出力書式を指定するオプションを複数指定可能です。 この場合、出力には、書式毎に行が別になって表示されます。

出力書式が指定されない場合、 -t oS が仮定されます。

環境変数

environ(7) に記述されているように、 LANG, LC_ALL, LC_CTYPE 環境変数は od の実行に影響を及ぼします。

診断

The utility exits 0 on success, and >0 if an error occurs.

互換性

文字列定数を取り出すための伝統的な -s オプションはサポートされていません。 代りに strings(1) を使用してください。

関連項目

hexdump(1), strings(1)

規格

od ユーティリティは IEEE Std 1003.1-2001 ("POSIX.1") に適合しています。

歴史

od コマンドは AT&T v1 から登場しました。

OD (1) July 11, 2004

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