総合手引 | セクション 1 | オプション |
package ファイルを提供する人物の能力と身元を確認するとよいでしょう。 より進んだ安全のためには、package 記録ディレクトリ ( /var/db/pkg/<pkg-name>/) にあるすべての package 制御ファイルを確認します。 +INSTALL, +POST-INSTALL, +DEINSTALL, +POST-DEINSTALL, +REQUIRE, +MTREE_DIRS の各ファイルには 特に注意を払い、+CONTENTS ファイルの @cwd, @mode (setuid をチェック), @dirrm, @exec, @unexec ディレクティブを調べてください。 インストールされている package 制御ファイルを調べるのには pkg_info(1) コマンドも使えます。
pkg-name ... | |
指定された package がアンインストールされます。 | |
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無条件に、現在インストール済の package をすべて削除します。 | |
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各 package の削除前に、確認を求めます。 これは、標準入力デバイスが端末かどうかに関係ありません。 | |
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饒舌な出力に切り替えます。 | |
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package にアンインストール用スクリプトが存在しても、それを実行しません。 | |
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実際にはアンインストールは行わず、アンインストールした場合に実行されるであろう ステップを表示します。 | |
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インストールされている package が明示的にディレクトリを設定していない 場合に、削除するファイルの前に prefix をディレクトリとして付け加えます。 ほとんどの package では、このディレクトリは pkg_add(1) によってインストールされた場所に自動的に設定されます。 | |
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ファイル削除により生じた空のディレクトリを削除します。 デフォルトでは、package の内容一覧に明示的に羅列された ファイル/ディレクトリ (通常のファイル/ディレクトリか @dirrm ディレクトリを伴ったもの) のみがアンインストール時に削除されます。 このオプションにより pkg_delete は package を削除することにより生ずる空ディレクトリも削除するように なります。 | |
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依存関係が記録されていたり、アンインストールスクリプトや require スクリプトが失敗した場合でも、強制的に package を削除します。 | |
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削除対象の package の選択時に、 pkg-name 中のシェルグロブパターンの展開を試みません (デフォルトでは、 pkg_delete は pkg-name 中のシェルグロブパターンを自動的に展開します)。 | |
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pkg-name を正規表現として扱い、名前がこの正規表現にマッチする全 package を削除します。 複数の正規表現を指定可能であす。 この場合、リスト中の少なくとも 1 個の正規表現にマッチする全 package が 削除されます。 | |
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再帰的な削除。 指定した package に加え、これに依存する package もまた削除します。 | |
ある package が他のインストール済みの package から必要とされている場合、
pkg_delete
はそれらの依存している package の一覧を表示し、package の削除は
行いません (ただし
package が
require
ファイル(
pkg_create(1)
を参照)を含んでいる場合、まずそのファイルを以下の引数を付けて実行し、
アンインストール作業を続けるべきかどうかを確かめます:
require
<pkg-name>
DEINSTALL
(ここで
pkg-name
は問題としている package の名前であり、
DEINSTALL
はこれがアンインストールであることを示すキーワードです)
終了ステータスが 0 以外の場合には、
package に deinstall スクリプトが含まれている場合、 そのスクリプトはファイルが削除される前に実行されます。 pkg_delete はオリジナルの package に含まれていたファイルを削除することしか 関知しないので、 package のインストールにまつわる雑多な事項をきれいに片づけるのは この deinstall スクリプトの責任です。 deinstall スクリプトは以下の引数を付けて実行されます: script <pkg-name> DEINSTALL ここで、 pkg-name は対象の package 名であり、 DEINSTALL はこれがアンインストール前のフェーズであることを示すキーワードです。
注:
(
post-deinstall スクリプトが package に対して存在する場合、 全ファイルが削除された 後 で実行されます。 package のインストールに際する更なる細々としたことを片づけ、 (願わくば) package インストール前と同じシステム状態に戻すことは、 このスクリプトの責任です。
post-deinstall は次のように呼び出されます: script <pkg-name> POST-DEINSTALL ここで pkg-name は対象の package 名であり、 POST-DEINSTALL はこれがアンインストール後のフェーズであることを示すキーワードです。
注:
(
POST-DEINSTALL および PRE-DEINSTALL のキーワードを渡す背景には、 インストールと削除のすべてを扱うことができる単一のプログラム/スクリプト を記述可能にすることがあります。
しかしながら、この方法はメンテナンスがかなり難しく、 インストールおよびアンインストールの各局面を扱う別々のスクリプトを持つ方法 には及ばないことが、経験により分かりました。
すべてのスクリプトは環境変数
PKG_PREFIX
にインストール時の prefix が設定された状態で実行されます (上記の
/var/db/pkg | |
インストール済み package のデータベースのデフォルトの位置。 | |
PKG_DELETE (1) | June 29, 2004 |
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