総合手引 | セクション 1 | オプション |
package ファイルを提供する人物の能力と身元を確認するとよいでしょう。
より進んだ安全のためには、package を展開するのに
pkg-name [pkg-name ...] | |
指定された package がインストールされます。 - という名前が指定されると、 pkg_add は stdin から読み込みます。 package がカレントディレクトリに見つからないと、 pkg_add は PKG_PATH で指定された各ディレクトリを探します。 | |
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饒舌な出力に切り替えます。 | |
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package にインストール用スクリプト (pre-install または post-install) が存在しても、それを実行しません。 | |
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実際にはインストールを行わず、インストールした場合に実行されるであろう ステップを表示します。 | |
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package のインストール結果を記録しません。 このオプションは、後でアンインストールすることを不可能にするため、 自分が何をしているかを理解している人のみ使ってください。 | |
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リモートフェッチ機能を使用します。 適切なオブジェクト形式とリリースを決定してから、 package を取得してインストールします。 | |
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あらかじめ必要な package がインストールされていなかったり、 requirements スクリプトが失敗した場合にも強制的にインストールします。 これは pkg_add が見つからない必要な package を探して自動的にインストールすることを 止めるわけではなく、見つからない場合でも中断しないようにします。 | |
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package からファイルを展開するディレクトリの前に
prefix
を付けます。
package がデフォルトディレクトリを保持している場合には、
このオプションで変更できます。
pkg_add
はディレクトリ設定が相対的に行われているか、絶対的に行われているか
を知る術がないので、最初の
@cwd
ディレクティブのみが変更されることに注意してください。
複数回のディレクトリ変更が行われることはまれですが、
実際にあった場合、すべてのディレクトリ変更を制御したくなる
でしょう。
この場合、
MASTER
モード、
SLAVE
モードの使用を検討してみてください (オプション
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"作業領域"
を作成する際に、
mktemp(3)
への入力として
template
を用います。
これはデフォルトでは
/var/tmp/instmp.XXXXXX
という文字列ですが、
/var/tmp
ディレクトリの容量が制限されているような状況では
変更する必要があるかもしれません。
mktemp(3)
が一意の ID を用いるために必要な `X' の文字をいくつか残しておく
ことを忘れないでください。
作業領域 template を package ファイルがインストールされるディレクトリと同じディスク パーティションに設定することによって、パフォーマンスを高めることが 可能です (大抵は /usr )。 | |
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MASTER
モードで実行します。
これは
pkg_add
のとても特殊な実行モードであり、
SLAVE
モードと共に実行しなければなりません。
このモードで実行されると、
pkg_add
は一時的な作業領域 (
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SLAVE モードで実行します。 これは pkg_add のとても特殊な実行モードであり、 MASTER モードと共に実行しなければなりません。 このモードで実行されると、 pkg_add は package の内容がすでに作業領域に展開され、その場所が 標準入力から文字列として入力されることを想定します。 完全な packing list も stdin から読み込まれ、その後中身が 通常どおり処理されます。 | |
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処理を行なう前に、 ディレクトリ chrootdir に対して chroot(2) を実行し、パッケージファイルとパッケージデータベースが chrootdir にインストールされているようにします。 chrootdir は、 pkg_add の実行に通常必要なものすべてを含む、 相当程度完全なファイルシステムである必要があります。 このフラグは、 sysinstall(8) が実行する操作のサポートを支援するために追加されました。 その他の用途に役に立つようにということではありません。 chrootdir は適切に設定され、通常のユーザが変更できないようにすること、 fetch(1) のようないくつかのコマンドは chrootdir の内側で実行されることに注意してください。 | |
一つ以上の pkg-name 引数を指定することが可能で、それらは package を含むファイル名 (通常 拡張子 ".tbz" で終わります) か、ftp サイトにあるファイルを 示す URL のどちらかになります。 したがって、anonymous ftp から直接ファイルを展開することが 可能です (例えば pkg_add ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/ports/packages/shells/bash-1.14.7.tbz) 。 注意: もし上記のような転送で用いる ftp で passive mode を利用したいなら、環境変数 FTP_PASSIVE_MODE に何らかの値を設定する必要があります。 そうでなければ、より一般的な ACTIVE モードが利用されます。 もしうまく動作していることがわかっているサイトから package を 得ようとして pkg_add が常に失敗する場合、あなたが passive mode の ftp を使う必要のあるファイアウォールの中にいるのが原因である場合が あります。
ここで pkg-name は対象の package 名であり、 PRE-INSTALL はこれがインストール前のフェーズであることを示すキーワードです。
注:
(
注:
(
POST-INSTALL および PRE-INSTALL のキーワードを渡す背景には、 "インストールの前とインストール後の両方" の手続きをこなす一つの install スクリプトを用いることを可能にすることがあります。 しかしながら、メンテナンスの観点からは、機能を分離する方が有利かつ容易です。
すべてのスクリプトは環境変数
PKG_PREFIX
にインストール時の prefix (
前述の
環境変数 PKG_DBDIR は、インストールされた package についてのデータベースの位置を指定します。 デフォルト位置は /var/db/pkg です。
pkg_add が作業領域の生成を試みる作業用ディレクトリの名前は、環境変数 PKG_TMPDIR と TMPDIR とから (この順で) 取られます。 これらの変数が存在しないか、指定されたディレクトリに十分な空き容量が ない場合、 pkg_add は、 /var/tmp, /tmp, /usr/tmp のうちで、十分な空き容量を持つ最初のディレクトリを使います。
環境変数
PACKAGEROOT
は、
pkg_add
が取得を行う代替位置を指定します。
取得に使用する URL は、本環境変数と、
環境変数
PACKAGESITE
は、
pkg_add
が取得を行う代替位置を指定します。
この変数を使用すると、
/var/tmp | 環境変数 PKG_TMPDIR と TMPDIR のどちらも適切なディレクトリを指定しない場合に、作業領域を作成するため に用いる作業用ディレクトリ。 |
/tmp | /var/tmp が存在しないか、十分な空き容量を持たない場合、その次に選ばれる ディレクトリ。 |
/usr/tmp | /var/tmp と /tmp のどちらも作業領域を作成するには適切でない場合、最後に選ばれる ディレクトリ。 |
/var/db/pkg | |
インストールされた package についてのデータベースのデフォルトの位置。 | |
バグは他にもあるはずです。
PKG_ADD (1) | March 1, 2004 |
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“ | … one of the main causes of the fall of the Roman Empire was that, lacking zero, they had no way to indicate successful termination of their C programs. | ” |
— Robert Firth |