総合手引 | セクション 1 | English | オプション |
もし、 from-file としてディレクトリを指定し、 to-file がディレクトリでなかった場合、 sdiff は、 to-file で指定したファイル名と同じ名前のファイルを from-file のディレクトリから捜して、そのファイルとの間で比較を行ないます。 その逆も同じです。 from-file と to-file の両方にディレクトリを指定することはできません。
sdiff のオプションは - から始まりますので、通常 from-file や to-file に - から始まるものを指定できません。しかし、引数に -- を指定することにより、残りの引数がたとえ - で始まっていたとしてもファイル名として扱わせます。 - を入力ファイルとして使用することは出来ません。
-o (や --output) 無しで sdiff を使用すると、左右に差分を表示します。この使い方は廃れています; diff --side-by-side として使って下さい。
-a | テキストに見えないとしても、 全てのファイルをテキストとして扱い、行毎に比較します。 |
-b | 空白の量の違いを無視します。 |
-B | 空白行の増減を無視します。 |
-d | より小さい違いを見付けるかも知れないアルゴリズムに変更します。 sdiff は遅く(あるときには過度に遅く)なります。 |
-H | 多くの小さな違いを持つ 大きなファイルを高速に扱うヒューリスティクスを使用します。 |
--expand-tabs | |
出力においてタブを空白に展開し、 入力ファイルのタブの境界条件を保存します。 | |
-i | 大文字小文字の違いを無視します; 大文字と小文字とを同一視します。 |
-I regexp | |
regexp にマッチする行の挿入および削除を無視します。 | |
--ignore-all-space | |
行を比較している時に、空白を無視します。 | |
--ignore-blank-lines | |
空行の挿入削除を無視します。 | |
--ignore-case | |
大文字小文字の違いを無視します; 大文字と小文字とを同一視します。 | |
--ignore-matching-lines=regexp | |
regexp にマッチする行の挿入および削除を無視します。 | |
--ignore-space-change | |
空白の量に関する違いを無視します。 | |
-l | |
--left-column | |
共通の行に関しては左のカラムだけを表示します。 | |
--minimal | |
より小さい違いを見付けるかもしれないアルゴリズムに変更します。 sdiff は遅く(あるときには過度に遅く)なります。 | |
-o file | |
--output=file | |
マージした出力を file に出力します。 マージ時にはこのオプションが必要です。 | |
-s | |
--suppress-common-lines | |
共通行を表示しません。 | |
--speed-large-files | |
多くの小さな違いを持つ 大きなファイルを高速に扱うヒューリスティクスを使用します。 | |
-t | 出力においてタブを空白に展開し、 入力ファイルのタブの境界条件を保存します。 |
--text | テキストに見えないとしても、 全てのファイルをテキストとして扱い、行毎に比較します。 |
-v | |
--version | |
sdiff のバージョンを表示します。 | |
-w columns | |
--width=columns | |
出力の幅を columns にします。 歴史的な理由で、 diff では -W に、 sdiff では -w になっています。 | |
-W | 行を比較する時に水平空白を無視します。 歴史的な理由で diff では -w に、 sdiff では -W になっています。 |
22sep1993 | SDIFF (1) | GNU Tools |
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“ | On two occasions I have been asked [by members of Parliament], 'Pray, Mr. Babbage, if you put into the machine wrong figures, will the right answers come out?' I am not able rightly to apprehend the kind of confusion of ideas that could provoke such a question. | ” |
— Charles Babbage |