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端末タイプがコマンドラインで指定されない時は、
いったん termcap エントリが見つかれば、(他にもたくさんある中で) 画面サイズ、バックスペース、インタラプト、行消去のキャラクタがセットされ、 端末の初期化およびタブの初期化の文字列が標準エラー出力に送られます。 最後に、もし、消去、インタラプト、行削除のキャラクタが変更される、もしくは そのデフォルト値が未設定であれば、その値が標準エラー出力に表示されます。
tset が reset として起動された時は、上で述べた端末初期化が行なわ れる前に、端末を cooked モード、echo モードにセットし、cbreak モード、 raw モードをオフにし、newline 変換を有効にし、 未設定の特殊キャラクタをデフォルト値でリセットします。 これは、プログラムが端末を異常な状態にしたまま死んだ時に有用です。 端末が異常な状態にあるときにはキャリッジリターンが働かないことがあるので、 端末を正常に戻すためには "<LF>reset<LF>" (ラインフィードキャラクタは通常 コントロール-J です) とタイプしなければいけないかもしれないということに 注意して下さい。また、端末がコマンドのエコーを行なわなくなっているかも しれません。
オプションは以下のものがあります:
- | 端末タイプが標準出力に表示されます。端末は初期化されません。 |
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erase キャラクタを ch にします。 | |
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端末初期化文字列もしくはタブ初期化文字列を端末に送りません。 | |
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インタラプトキャラクタを ch にします。 | |
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行削除のキャラクタを ch にします。 | |
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ポートタイプから端末へのマッピングを指定します。詳細は下を参照して下さい。 | |
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消去、インタラプト、行削除の値を表示しません。 | |
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端末タイプを標準エラー出力に表示します。 | |
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端末タイプと termcap エントリを標準出力に表示します。 環境設定についての詳細は以下のセクションを参照して下さい。 | |
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環境変数 TERM と TERMCAP を初期化する shell コマンド列を標準出力に書きます。 環境変数の設定についての詳細は以下のセクションを参照して下さい。 | |
eval tset -s options ...
set noglob set term=(`tset -S options ...`) setenv TERM $term[1] setenv TERMCAP "$term[2]" unset term unset noglob
もし端末タイプがコマンドラインで示されなければ、
例えば、 "dialup>9600:vt100" というマッピングを考えます。 ポートタイプは "dialup" 、オペレータは ">" 、ボーレートは "9600" 、そして端末タイプは "vt100" です。 このマッピングの結果、ターミナルタイプが "dialup" で、ボーレートが 9600 ボーより大きければ、端末タイプ "vt100" が使われます。
ポートタイプがない場合は、端末タイプは任意のポートタイプに一致します。 例えば、 "-m dialup:vt100 -m :?xterm" では、任意のダイヤルアップポートにおいて、 ボーレートを無視してターミナルタイプを "vt100" に一致させます。そして、ダイヤルアップ以外のポートをターミナルタイプ "?xterm" に一致させます。 ?xterm はクエスチョンマークが先頭に付いているので、実際に xterm ターミナルを使っているかどうかについてデフォルトポートで 確認を求められことに注意して下さい。
/etc/ttys | システムポート名から端末タイプへのマッピングを記述したデータベース |
/usr/share/misc/termcap | |
termcap データベース | |
reset
として
tset
を実行する場合には、
最後に, tset の実装は ( IEEE Std 1003.1-88 ("POSIX.1") に従うシステムへの追加の一部として ) 完全にやり直されました。 もはや古い端末インタフェースのシステムの上では コンパイルはされないでしょう。
TSET (1) | June 9, 1993 |
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“ | This philosophy, in the hands of amateurs, leads to inexplicably mind-numbing botches like the existence of two programs, “head” and “tail,” which print the first part or the last part of a file, depending. Even though their operations are duals of one another, “head” and “tail” are different programs, written by different authors, and take different options! | ” |
— The Unix Haters' handbook |