halt
と
reboot
は、ファイルシステムのキャッシュをディスクへ書き出し、
すべての実行中のプロセスに
SIGTERM
を
(そして、それに続いて
SIGKILL
を) 送ります。
そして、システムを停止 (
halt
) したり、再起動 (
reboot
) したりします。
その動作は
wtmp(5)
ファイルに記入されます。
それはログインのアカウンティングファイルへのシャットダウン記録の書き出し
を含んでいます。
オプションとしては以下のものがあります。
-d
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システムへクラッシュダンプ作成を要求します。
本オプションはリブート時のみにサポートされています。
その前に
dumpon(8)
によりダンプデバイスが指定されているのでない限り、無効です。
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-k kernel
|
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次回ブート時に、指定された
kernel
をブートします。
カーネルブートに成功すると、次回は
デフォルト
カーネルがブートされます。
つまりこれは、1 度切り有効なオプションです。
ブートに失敗すると、
ブート処理が割り込まれて正当なカーネルがブートされるまで、
システムは
kernel
をブートしようとします。
この動作は将来変わるかもしれません。
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-l
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停止または再起動は、システムログに記録され
ません
。
本オプションは、
reboot
や
halt
を呼んで自身で記録をとる、
shutdown(8)
のようなアプリケーション用です。
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-n
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システムのキャッシュがディスクへ書き出されません。
このオプションは使用すべきではありません。
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-q
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システムは、とにかく速く停止されたり、
再起動されたりします。そしてシステムのキャッシュの破棄だけが行われます (
-n
オプションが指定されなかった場合)。
このオプションは使用すべきではありません。
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-p
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システムは可能であれば電源を切ります。
電源切断に失敗すると、
halt
と
reboot
のいずれが呼ばれたかに依存し、通常通りシステム停止またはリブートします。
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fasthalt
と
fastboot
は、それぞれ
halt
と
reboot
の単なる別名にすぎません。
通常、システムの停止や再起動を要する場合には、
ユーザに事前警告を与えて特定のプログラムを綺麗に停止する
shutdown(8)
を使用します。
shutdown(8)
は、ログインしているユーザにシステム停止の警告を与えます。