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manページ  — DUMPON

名称

dumpon – クラッシュダンプ用デバイスの指定

内容

書式


dumpon [-v] special_file
dumpon [-v] off

解説

dumpon ユーティリティは、パニック時にカーネルがクラッシュダンプをセーブするデバイスを 指定するのに用いられます。

通常、 dumpon はシステムのマルチユーザ初期化ファイル /etc/rc の中で呼び出され、ブート時の設定ファイル /etc/rc.conf の変数 "dumpdev" によって制御されます。

ほとんどのシステムでは、 指定したダンプデバイスは、 少なくとも物理メモリと同容量である必要があります。 ダンプに追加ヘッダが追加されるとしても、 プラットフォーム BIOS が典型的にはいくばくかのメモリを取ってしまいますので、 システムで使用可能な実際の RAM 容量よりもダンプサイズを大きくすることは 通常不要です。

-v フラグは dumpon にその処理に関する詳細情報を出力させます。

実装に関する注

ファイルシステムの状態のカーネル内部表現が信用できない状態で、 panic(9) 条件が発生し得ます。 このため、システムスワップデバイスであって、ファイルシステムを含ま ない デバイスの 1 つを、ダンプデバイスとして使用すべきです。

dumpon ユーティリティは special_file をオープンし、それに対して DIOCSKERNELDUMP ioctl(2) リクエストを行うことでカーネルクラッシュダンプを保存します。 special_file がテキスト文字列 "off" の場合、 dumpon DIOCSKERNELDUMP ioctl(2) /dev/null に対して実行するので、カーネルはクラッシュダンプを保存しません。

dumpon はカーネル初期化中には使用できませんので、 カーネル初期化中のシステムパニックのダンプ生成用には、 loader(8) が提供する dumpdev 変数を使用してください。

関連項目

fstab(5), rc.conf(5), config(8), init(8), loader(8), rc(8), savecore(8), swapon(8), panic(9)

関連ファイル

/dev/{ad,da}?s?b
  標準のスワップ領域
/etc/rc.conf ブート時のシステム設定

バグ

クラッシュダンプをとるときには 既にファイルシステムレイヤは動作していないので、 クラッシュダンプを直接ファイルに落すことはできません。

歴史

dumpon ユーティリティは FreeBSD 2.1 で登場しました。

DUMPON (8) May 12, 1995

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Do you laugh when the waiter drops a tray full of dishes? Unix weenies do. They're the first ones to laugh at hapless users, trying to figure out an error message that doesn't have anything to do with what they just typed.
— The Unix Haters' handbook