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これら 3 つのディレクトリそれぞれに格納されているものを構築し インストールするには、 make(1) コマンドを使用します。 これら 3 つのディレクトリ、もしくはサブディレクトリ内のどこででも make(1) コマンドを実行すれば、 そのディレクトリ配下のサブディレクトリ内すべてで同一のコマンドを 発行したのと同じ効果があります。 ターゲットを指定しなければ、make コマンドを実行した ディレクトリ内にあるものを単純に構築します。 次のリストはその他のターゲットの名称およびアクションを示した ものです:
clean | 構築プロセス中で生成されたファイルをすべて消去します。 |
install | このディレクトリに対する構築結果をインストールします。 |
update | 更新されたソースを /etc/make.conf で設定されている通りに取得します。 |
その他の /usr/src での make ターゲットは次のものがあります:
buildworld | |
カーネル以外のすべてのものを再構築し、 /etc ディレクトリ内のファイルを設定してリリースします。 | |
installworld | |
buildworld で構築したものすべてをインストールします。 | |
buildkernel | |
カーネルとカーネルモジュールを再構築します。 | |
installkernel | |
カーネルとカーネルモジュールをインストールします。 | |
reinstallkernel | |
カーネルとカーネルモジュールを再インストールします。 | |
kernel | buildkernel と installkernel を続けたものと同義です。 |
ports の構築プロセスに関する情報については、 ports(7) を参照してください。
TARGET_ARCH | |
ターゲットとなるマシンプロセッサアーキテクチャ。 この環境変数は "uname" の出力と同じものです。 異なるアーキテクチャ用にクロスビルドするにはこの 環境変数を設定してください。 | |
TARGET | |
ターゲットとなるハードウェアプラットフォーム。 この環境変数は "uname" の出力と同じものです。 ターゲットアーキテクチャをクロスビルドするのに必要な 変数です。 例えば、PC98 マシン用にクロスビルドを行うには TARGET_ARCH=i386 と TARGET=pc98 が必要です。 | |
NO_WERROR | |
定義されている場合、警告が出ても構築が停止することはありません。 makefile が別のことを言ってきても停止しません。 | |
DESTDIR | |
生成したバイナリをインストールするディレクトリ階層を指します。 | |
/etc/make.conf
/usr/doc/Makefile /usr/doc/share/mk/doc.project.mk /usr/ports/Mk/bsd.port.mk /usr/ports/Mk/bsd.sites.mk /usr/share/examples/etc/make.conf /usr/src/Makefile /usr/src/Makefile.inc1 | |
i386 のホストで Alpha アーキテクチャ用のシステムをクロスビルド するには、次のコマンドシーケンスを使用できます:
cd /usr/src make TARGET_ARCH=alpha buildworld make TARGET_ARCH=alpha DESTDIR=/clients/axp installworld
BUILD (7) | February 23, 2005 |
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“ | Ken Thompson was once asked by a reporter what he would have changed about Unix if he had it all to do over again. His answer: “I would spell creat with an ‘e.'” | ” |