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bsdlabel
[
disk は対象とするディスクを示します。 また da0 や /dev/da0 のような書式でも指定することができます。 これによってパーティションのレイアウトを表示します。
bsdlabel
ドライブの種類が指定されている場合、 disktab(5) ファイル内の同名のエントリが使用され、 指定されていない場合はデフォルトのレイアウトが使われます。
bsdlabel
このコマンドは、デフォルトのエディタでディスクラベルをオープンし、 エディタ終了時にディスクラベルを検証し、正しければそれをディスクに 書きこみます。
bsdlabel
bsdlabel は以前の操作により ASCII フォーマットのファイルに保存されたディスクラベル を復元することができます。 ラベルを作成するときに使われるプロトタイプファイルは、ラベルを読み込んだり 編集したりするときのものと同じフォーマットである必要があります。 コメントは ‘#’ と改行で区切られます。
/boot/boot | デフォルトのブートイメージ |
/etc/disktab | |
ディスクを説明したファイル | |
8 partitions: # size offset fstype [fsize bsize bps/cpg] a: 81920 0 4.2BSD 1024 8192 16 b: 160000 81920 swap c: 1173930 0 unused 0 0 # "raw" part, don't edit
# /dev/da1c: type: SCSI disk: da0s1 label: flags: bytes/sector: 512 sectors/track: 51 tracks/cylinder: 19 sectors/cylinder: 969 cylinders: 1211 sectors/unit: 1173930 rpm: 3600 interleave: 1 trackskew: 0 cylinderskew: 0 headswitch: 0 # milliseconds track-to-track seek: 0 # milliseconds drivedata: 08 partitions: # size offset fstype [fsize bsize bps/cpg] a: 81920 0 4.2BSD 1024 8192 16 b: 160000 81920 swap c: 1173930 0 unused 0 0 # "raw" part, don't edit
‘#’ で始まる行はコメントです。
パーティションテーブルは 8 つまでエントリを持つことができ、 以下の情報を含みます:
# | パーティションの識別子は ‘a’ から ‘h’ の 1 文字です。 慣例的な理由により、 ‘c’ パーティションは ディスク全体を表すために予約されています。 |
size |
セクタ単位でのパーティションの大きさです。
K
(キロバイト - 1024),
M
(メガバイト - 1024*1024),
G
(ギガバイト - 1024*1024*1024),
%
(
‘c’
以外の固定長のパーティションを取り除いた
後の
空間に対するパーセント)か、
*
(固定長のパーティションとパーセント指定のパーティションを取り除いた
後の
空間すべて)。
パーティション
‘c’
に対して
*
を指定すると、ディスク全体を意味します。
小文字の
K, M,
G
も許されます。
大きさと型の間には空白を入れてはなりません。
例: 2097152, 1G, 1024M, 1048576K はすべて同じ大きさです (512 バイトセクタを仮定)。 |
offset | |
ドライブの先頭からパーティションの開始位置までのオフセット値 (セクタ単位)です。 * は、使用すべき正しいオフセット (直前のパーティションの終端に 1 を加えたもの) を、 bsdlabel に計算させます。ただしパーティション ‘c’ は無視します。 パーティション ‘c’ に対しては、 * はオフセット 0 と解釈されます。 | |
fstype | |
パーティションの使用目的を表します。 例では現在使用されているパーティション型を示します。 UFS ファイルシステムおよび ccd(4) では 4.2BSD が使われます。 Vinum ドライブでは vinum が使われます。 他の一般的な型は swap と unused です。 取り決めでは、パーティション ‘c’ はスライス全体を表し、型 unused であるべきですが、 bsdlabel はこの取り決めを強制しません。 bsdlabel ユーティリティは多くの他のパーティション型を知っていますが、 それらは現在使用されていません (詳細は、 <sys/disklabel.h> ファイルで FS_UNUSED で始まっている定義を参照してください)。 | |
fsize | 4.2BSD と LFS のファイルシステムに対してのみ有効です。 フラグメントの大きさを意味します。 1 GB 未満のパーティションに対するデフォルトは 1024 で、 1 GB 以上に対するデフォルトは 4096 です。 |
bsize | 4.2BSD と LFS のファイルシステムに対してのみ有効です。 ブロックの大きさを意味します。 1 GB 未満のパーティションに対するデフォルトは 8192 で、 1 GB 以上に対するデフォルトは 16384 です。 |
bps/cpg | |
4.2BSD ファイルシステムに対しては、 シリンダグループ中のシリンダ数を意味します。 LFS ファイルシステムに対しては、 セグメントシフト値を意味します。 1 GB 未満のパーティションに対するデフォルトは 16 で、 1 GB 以上に対するデフォルトは 64 です。 | |
bsdlabel da0s1
da0 の最初のスライス用に、 /dev/da0s1 から得たものとしてラベルを表示します
bsdlabel da0s1 > savedlabel
da0s1
に対する
カーネル内のコピーをファイルに
savedlabel
に保存します。
このファイルは後で
bsdlabel -w /dev/da0s1
da0s1 のラベルを作成します。
bsdlabel -e da0s1
da0s1 のラベルを読み込み、編集し、その結果を書き込みます。
bsdlabel -e -n da0s1
da0s1 のディスク上のラベルを読み、編集し、新規ラベルがどのようになるかを (セクタ単位で) 表示します。 新規ラベルは、メモリにもディスクにもインストール しません 。
bsdlabel -w da0s1
da0s1 にデフォルトのラベルを書きこみます。 パーティション情報やファイルシステム情報を編集するには、 この後で Fl コマンドを使って下さい。
bsdlabel -R da0s1 savedlabel
savedlabel に書かれている情報を da0s1 のラベルとして書き込みます。 ディスク上のラベルとともにカーネル内コピーも書き換えられます。
bsdlabel -R -n da0s1 label_layout
パーティションレイアウト label_layout を使用すると、 da0s1 のラベルがどのようになるかを表示します。 % と * に基くパーティションの大きさ指定を使用するラベル方式を使用した場合に、 各パーティションにどれだけ割り当てられるかを判定するのに有用です。
bsdlabel -B da0s1
da0s1 に新たにブートストラップコードを書き込みます. ブートストラップコードは /boot/boot です。
bsdlabel -w -B -b newboot /dev/da0s1
新たなラベルとブートストラップコードを書き込みます。 ブートストラップコードは カレントディレクトリにある newboot です。
dd if=/dev/zero of=/dev/da0 bs=512 count=32 fdisk -BI da0 dd if=/dev/zero of=/dev/da0s1 bs=512 count=32 bsdlabel -w -B da0s1 bsdlabel -e da0s1
ディスク上の既存の情報を完全に削除し、 ディスク全体を覆う 1 つのスライスを含んだ DOS パーティションテーブル付きの ブート可能ディスクを新規に作成します。 次にスライスを初期化し、編集します。 dd(1) はオプションですが、 BIOS によっては正しくディスクを認識するために必要です。
これは、 %, M, G, * といった新規パーティションサイズ型を使用する、ディスクラベルの例です。 次のコマンドラインのソースファイルとして使用可能です: "bsdlabel -R ad0s1c new_label_file"
# /dev/ad0s1c:8 partitions: # size offset fstype [fsize bsize bps/cpg] a: 400M 0 4.2BSD 4096 16384 75 # (Cyl. 0 - 812*) b: 1G * swap c: * * unused e: 204800 * 4.2BSD f: 5g * 4.2BSD g: * * 4.2BSD
BSDLABEL (8) | March 15, 2003 |
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