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manページ  — FOPEN

名称

fopen, fdopen, freopen – ストリームをオープンする関数

内容

ライブラリ

Standard C Library (libc, -lc)

書式

#include <stdio.h>

FILE *
fopen(const char *path, const char *mode);

FILE *
fdopen(int fildes, const char *mode);

FILE *
freopen(const char *path, const char *mode, FILE *stream);

解説

fopen() 関数は、 path が指す文字列の名前を持つファイルをオープンし、 それにストリームを関連付けます。

引数 mode は、以下のシーケンスの 1 つで始まる文字列を指します (このシーケンスには、別のキャラクタが続いても構いません)。
"r" テキストファイルを読込み用にオープンします。 ストリームは、ファイルの最初に位置付けられます。
"r+" 読込み用と書込み用にオープンします。 ストリームは、ファイルの最初に位置付けられます。
"w" 書込み用に、ファイルを長さ 0 に切りつめるか、テキストファイルを作成します。 ストリームは、ファイルの最初に位置付けられます。
"w+" 読込み用と書込み用にオープンします。 ファイルが存在しない場合はそのファイルが作成され、 存在する場合は切りつめられます。 ストリームは、ファイルの最初に位置付けられます。
"a" 書込み用にオープンします。 ファイルが存在しない場合はそのファイルが作成されます。 ストリームは、ファイルの最後に位置付けられます。 それに続くファイルへの書き込みは、 fseek(3) のような操作の介在に関わりなく、 常にファイルの現時点での最後へと行われます。
"a+" 読込み用と書込み用にオープンします。 ファイルが存在しない場合はそのファイルが作成されます。 ストリームは、ファイルの最後に位置付けられます。 それに続くファイルへの書き込みは、 fseek(3) のような操作の介在に関わりなく、 常にファイルの現時点での最後へと行われます。

mode 文字列には、3 番目の文字として、 または上で説明した 2 文字からなる文字列の間に指定する文字として、 文字 ``b'' を含めることができます。 これは ISO/IEC 9899:1990 ("ISO C90") との互換性を保つためのもので、効果はありません。 ``b'' は無視されます。

作成されたファイルのモードは、 &#34; S_IRUSR amp;| S_IWUSR amp;| S_IRGRP amp;| S_IWGRP amp;| S_IROTH amp;| S_IWOTH&#34; (0666) がプロセスの umask 値 ( umask(2) 参照) で修正されたものになります。

読み書きストリームでは、読込みと書込みをどのような順序でも 混ぜることができ、前バージョンの stdio のように、それらの間にシーク操作は必要ありません。 しかしながら、これは他のシステムへの移植性がありません。 というのは、 ANSI C は、入力オペレーションがファイルの終了に達していない場合、 ファイル位置付け関数が出力と入力の間に 介在することを要求しているからです。

fdopen() 関数は、既存のファイル記述子 fildes にストリームを関連付けます。 ストリームの mode には、ファイル記述子のモードとの互換性が必要です。 fclose(3) によってストリームが閉じられた時には、 fildes も閉じられます。

freopen() 関数は、 path が指す文字列の名前が付いたファイルを開き、 stream が指すストリームを関連付けます。 元のストリームが存在する場合、それは閉じられます。 mode 引数は、 fopen() 関数と同じです。 freopen() の主な使用目的は、標準テキストストリーム ( stderr, stdin stdout) に関連付けられたファイルを切替えることです。

戻り値

呼び出しが成功すると、 fopen,() fdopen,() freopen() FILE ポインタを返します。 問題がある場合は NULL を返し、そのエラーを示す値をグローバル変数 errno に設定します。

エラー

[EINVAL]
  fopen(), fdopen(), freopen()mode が正しくありません。

fopen(), fdopen(), freopen() 関数は、エラーが発生すると、ルーチン malloc(3) で規定されたエラーを errno に設定することもあります。

fopen() 関数は、エラーが発生すると、ルーチン open(2) で規定されたエラーを errno に設定することもあります。

fdopen() 関数は、エラーが発生すると、ルーチン fcntl(2) で規定されたエラーを errno に設定することもあります。

freopen() 関数は、エラーが発生すると、ルーチン open(2), fclose(3), fflush(3) で規定されたエラーを errno に設定することもあります。

関連項目

open(2), fclose(3), fileno(3), fseek(3), funopen(3)

規格

fopen() 関数と freopen() 関数は、 ISO/IEC 9899:1990 ("ISO C90") に適合しています。 fdopen() 関数は、 IEEE Std 1003.1-88 ("POSIX.1") に適合しています。

FOPEN (3) June 4, 1993

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